Mahou Tsukaiは魔法陣に触媒を置くことで魔法を使うことができるMODです。7種類の触媒を組み合わせることによって、様々な魔法を扱うことができます。
例えば範囲内に入ったモブを感知したり、一定回数矢を避けるバフをかけたり、装備を強化したりといった魔法があります。状況にあった魔法を使いこなしましょう。
魔法MODというと攻撃魔法が主体のMODをイメージすることが多いと思いますが、本MODは魔法陣を使った設置魔法が主体。その代わりに特殊な効果を持った弓や杖が用意されています。
どの武器も魔法陣のエフェクトが用意されていて、使っていて楽しいものばかりです。
MOD名 | Mahou Tsukai |
対応MODLoader | Forge,NeoForge |
配布先 | https://www.curseforge.com/minecraft/mc-mods/mahou-tsukai |
前提MOD | なし |
対応バージョン | 1.12~1.21 |
魔法の使い方
Mahou Tsukaiでは魔法陣に触媒を置くことで様々な魔法を発動することができます。まずは魔法陣を設置して魔法を発動させるまでの流れを確認していきましょう。
魔法陣の設置
Mahou Tsukaiの魔法陣はプレイヤーの血で書くことができます。プレイヤーがダメージを受けると、一定時間「出血」のデバフがかかるので、この間にMを押して魔法陣を設置しましょう。
出血はどんなダメージを受けても付与されます。落下ダメージやサボテンを利用しても良いですが、一番簡単なのはダガーを使って自傷する方法です。
ダガーを使うと他のダメージの時よりも長い時間出血が付与されるので、ダガーは是非作っておきましょう。
触媒を置く
魔法陣が設置出来たら、次は触媒を置きます。
触媒は鉄、金、ダイヤ、エメラルド、クォーツ、エンダーパール、エンダーアイの全部で7種類。ハンマーまたはすり鉢とすりこぎでこれらのアイテムを粉にすることで魔法触媒として使えるようになります。
ハンマーを使うと触媒1つへ、すり鉢とすりこぎを使うと触媒2つへと加工できます。すり鉢とすりこぎを使った方がお得なので、できる限りそちらを使うようにしたいですね。
発動したい魔法に合わせて、これらの触媒を特定の組み合わせで魔法陣に設置しましょう。
どの組み合わせでどの魔法が発動するかは、ゲーム内の説明書を参考にしてください
触媒を設置したら、Mahouを消費して魔法を発動しましょう。魔法によって触媒を置いた瞬間発動したり、アイテムを使用したりと、起動方法は様々です。魔法の発動方法も説明書を参考にしてください。
羊皮紙
羊皮紙は魔法陣を作るときにオプションで必要になるアイテムです。羊皮紙の上に魔法陣を描いて触媒を置くことで、その魔法のスクロールを作ることができます。
スクロールを使えばその場で魔法を唱えることができるので、目的によって使い分けましょう。
また、魔法によっては羊皮紙が使えなかったり、逆に羊皮紙が必須だったりとマチマチです。その辺りも説明書の魔法の解説ページにて確認してください。
Mahou(マナ)
MahouはMPのような概念のステータスです。魔法や特殊な武器を使う時に消費されます。初めて魔法陣を設置すると左上に表示されるようになります。
Mahouの初期の上限は100。上限はMahouを消費することで増やすことができます。上限が100だとすぐにMahouが無くなってしまうので、ある程度までは意識して伸ばしておくと良いでしょう。
Mahouを増やすときに便利なのがエメラルドジェムとダイヤモンドジェム。この2つは右クリックすることでMahouを貯蓄しておくことができるアイテムです。
Mahouが足りないときにはここから消費してくれるようになるので、1つ作っておくと便利ですよ
妖精とレイポイント
妖精は地表にスポーンするモブです。肉眼では見ることができず「妖精の魔眼」が発動している間のみ見ることができます。
妖精を倒すと妖精のエッセンスをドロップし、妖精のエッセンスは妖精の魔法陣を描いたり、特殊なアイテムをクラフトするときに使われます。
妖精は魔法触媒で繁殖させることができるので、妖精のエッセンスが必要な場合はある程度まで増やしておきましょう。
妖精の魔眼を発動するとレイポイント、レイポイント同士を結ぶレイラインも見えるようになります。レイライン・レイポイントの近くにいるとMahouの回復速度が上がるため、Mahouの最大値を上げたいときなどには活用してみましょう。
装備品
Mahou Tsukaiには特殊な効果を持った装備品が追加されます。どの武器もエフェクトが派手なので、戦闘をもっと楽しみたい方はこれらの武器を使ってみるのが良いでしょう。
おそらく各武器には元ネタになった作品があったりすると思いますが、その辺りは詳しくないので言及は避けます。
武装射撃の弓
様々な武器を矢として撃つことができる弓。「武装射撃」の魔法で手に入れることができます。引き絞った時のエフェクトが派手でかっこいいですね。
発射された武器は拾うことができますが、毎回拾うのは面倒。快適に使うためにはできるだけ近くに撃つようにする、武器をたくさん準備しておく、「投影」の魔法で武器を複製しておく、などの下準備が必要になるでしょう。弓自体の耐久値も30とかなり低いので、スクロールを複数準備しておくか、「強化」と併用するのが良いでしょう。
放たれた武器はヒットしても消えないため複数の敵を貫通して攻撃できます。
赤の黒鍵
3本の剣が重なったような見た目の剣。モブに視点を合わせると白い丸が表示され、攻撃と同時にそのモブの地点までワープしてくれます。手に入れるには「赤の黒鍵」の魔法を使いましょう。
武器としての性能は鉄の剣と同等でまずまずといったところ。ただし、否応なしに敵に突っ込むため対モンスターには向いていません。攻撃したと同時に確定で反撃を受けます。クリーパー相手に使う場合も、強化の魔法などの補助がないと押しきれません。
逆に、対動物に関しては非常に扱いやすく、逃げ回る動物に確実に攻撃を与えることができます。また、どれだけ離れていてもワープできるので、移動用としても便利な武器となっています。
魔術礼装
魔法のスクロールをセットし、使うことができるアイテム。
使い方は簡単で、Shift+右クリックでスクロールをセットし、Yでスクロールを切り替え。あとは右クリックでそのスクロールを使うことができます。インベントリを節約しながらスクロールを使いたいときに便利ですね。
また、上位互換の装備として魔術礼装-第一魔法を作ることもできます。魔術礼装-第一魔法はスクロールを消費せず、装備そのものの耐久値が減っていきます。貴重なスクロールを使うときにはこちらを魔術礼装-第一魔法を使うのが良いでしょう。
王の財宝のガントレット
手持ちの武器を射出する、武装射撃の弓に似たコンセプトの武器です。インベントリ、エンダーチェスト、バックパックなどに入った武器をランダムに射出します。射出された武器は消費されないので、気軽に使えますが、マナを大量に消費するのがネック。
Shift+右クリックでターゲットモード、チェインモード、総攻撃モードの3つの攻撃方法を切り替えて使うことができます。
ターゲットモード
狙いを定めた場所に武器が降り注ぎます。一か所に集中攻撃することができますが、着弾までが遅いので偏差撃ちが必要な場面も。
チェインモード
ターゲットの周辺に鎖を召喚して攻撃します。唯一手持ちに武器が無くても使える技ですが、Mahouが十分にないと一つずつしか鎖が出ず、かなり微妙な技。
2000Mahouを消費すれば、複数の鎖を召喚して敵を閉じ込めることができます。こっちは実用性も十分でしょう。
総攻撃モード
自身の背後から武器を射出する技。特定の相手を狙って攻撃するのは難しいですが、面の製圧力は一番あります。敵が大量に湧くダンジョンなどでは使う場面があるかもしれません。
リッパー
「気配遮断」のスクロールを使うことで手に入る武器。2本でセットになっている武器で、モブを視界に入れた状態で右クリックすると霧を発生させ、自身を透明化させます。
透明化した状態で敵の背後から攻撃するとダメージにボーナスがかかるので、上手くねらってみましょう。
魔力爆発の杖
「魔力爆発の杖」のスクロールで手に入る杖。派手なエフェクトの魔法が使いたい方にぴったりの武器です。
Shift+右クリックで大爆発モード、総攻撃モード、ビームモードの3つを切り替えられます。
大爆発モード
5000Mahouを消費して放つことができる大技。5秒ほど溜めてから撃つと狙った場所一帯を吹き飛ばします。
また、詠唱を始めると天気が雷雨へと変わります。大技を使う雰囲気が出ていて、とてもかっこいいですね。
総攻撃モード
自身の付近に魔法陣を出現させ、そこから爆発する弾を打ち出します。ある程度狙ったところに飛んでいくので、比較的使いやすい技。
爆発には地形破壊効果もあるので、間違っても拠点付近には撃たないようにしましょう。
ビームモード
射程40ブロックほどのビームを放ちます。当然地形破壊効果もあり、ビームの後がくっきり残るようにブロックが破壊されます。
周囲の地形が大変なことになるので戦闘にはあまり向いておらず、どちらかと言えば整地向け。ただしビーム一発で大量のMahouを消費するので、実用性は低いかもしれません。
余談ですが、ビームで山に風穴をあけ、そこに大爆発を打ち込むと山を一気に削り取ることができます。整地の時には使ってみてください。
空間操作の杖
「空間操作の杖」のスクロールから手に入る杖です。特定のエンティティやブロックの周辺にいるエンティティをまとめて指定した方向に吹き飛ばすことができます。
足元のブロックをターゲットにすれば、自分自身を吹き飛ばすことも可能。エリトラを使ったり、落下ダメージ対策ができているなら、移動手段の一つとしても活用できるでしょう。
エムリス
オフハンド専用の杖。棒を「強化」のスクロールで強化し、手に持った状態で雷に打たれることで手に入れることができます。
エムリスはオフハンドに持って右クリックすると、雷雨を呼び出して周囲に雷を落とすことができます。また、メインハンドの武器で攻撃すると、雷の追加攻撃を与えることができます。
レプリカ
赤い模様が入った黒色の盾。ショックウェーブや範囲テレポートなどの様々な能力を持っており、戦闘はもちろん、それ以外の場面でも活躍してくれます。
レプリカを手に入れるためには
- 盾を「強化」のスクロールで強化する
- 「転死の魔眼」でソウルを100以上貯める
- 「ダメージマナ変換」のスタックを最大値の5に
- 「免疫変換」のスクロールを使用
- 防御力が15以上
の条件を満たした状態でメインハンドに盾を持ち、敵の攻撃をガードすることで手に入れることができます。
ショックウェーブ
右クリックで発動。周囲に衝撃を起こしてダメージを与え、吹き飛ばします。
また、ブロックした攻撃の属性をYで選択すると、ショックウェーブのダメージタイプを変更できます。
カバームーブ
ダッシュしている時に仲間(使い魔やペットなど)に視点を向けながらガードすると、仲間の場所までワープすることができます。
ワープと同時にショックウェーブが出るので、仲間がピンチの時に便利。
範囲テレポート
Shift+右クリックで座標を登録しておくと、メインハンドにレプリカを持った状態で右クリック+Yでその地点へとテレポートすることができます。一度テレポートすると登録された座標はリセットされるので、再登録は忘れないようにしましょう。
また、レプリカでブロックを破壊すると、範囲テレポート時に敵も一緒にテレポートさせるか、味方のみにするかを切り替えられます。
クラレント
攻撃力が皆無な代わりに、ガードした攻撃を溜めることができる剣です。敵の攻撃をひたすらガードして攻撃力を上げて、強力な一撃を与えましょう。
手に入れるためには、「強化」のスクロールで強化したダイヤの剣をドラゴンブレスの中に落としてしばらく待ち、手に持って右クリックする必要があります。
クラレントは敵の攻撃をガードすることで、剣の攻撃力を増加させることができます。一度剣を使うと攻撃力はもとに戻ってしまいますが、後で紹介するカリバーンやモルガンに比べて攻撃力を上げやすいのがメリット。
攻撃力が上がった状態のクラレントを「投影」で増やせば、優秀な武装射撃の弓の矢として活躍してくれるでしょう。(1ヒット目で攻撃力が元に戻るため、貫通効果を活かせないのは欠点)
カリバーン
神聖な力を持つ剣。アンデット系のモンスターを退ける能力を持っており、強化を重ねることで強力な剣へと成長させることができます。
カリバーンを手に入れるには
- 適当な剣にエンチャントを付与(アンデット特攻だとなお良し)
- 「力の凝縮」で濁った水の湖を生成
- 湖にエンチャントを付与した剣を投げ入れる
という手順を踏む必要があります。
カリバーンはダメージ増加またはアンデット特攻を付与した状態で湖に投げ込むと、エンチャントを犠牲に攻撃力を上げることができます。アンデット特攻の方が上がり幅が大きいので、できればそちらで上げたいところ。アンデット特攻を売ってくれる村人も準備しておくと効率よく強化できるでしょう。
また、ネザースターと一緒に湖に投げ込むと、攻撃力の上限(Innate Cap)をあげることができます。この時、投げ込むネザースターの数が多いほど上限が上がるのでいくつかのネザースターを準備しておくと良いでしょう。
モルガン
カリバーンが聖なる輝きを失った姿。カリバーンでペットを倒すことで手に入れることができます。
右クリックを長押しすると、周囲のモブを吸い込んでダメージを与える球体を出現させることができます。
また、モルガンは村人を倒すことで攻撃力を上げることができます。カリバーンから攻撃力自体は引き継げるので、自分が行いやすい方法で攻撃力を上げると良いでしょう。
ルールブレイカー
ルールブレイカーはマイクラにおける乱数を固定できる能力を持った特殊な剣。この剣を使うことで、例えば村人の取引内容を固定化したり、エンチャントの結果を固定したりすることができます。
ルールブレイカーにはDividend(d)とModulus(m)の2つの値が設定されています。ルールブレイカーはこの2つの値を操作して、固定する乱数を変更することができます。
ルールブレイカーを作るにはProbability Alterの魔法を使います。まず、ルールブレイカーに設定したいModulusの値の数だけ魔法陣を設置し、その上にコーラスフルーツを落としましょう。コーラスフルーツがまとまってしまわないように、魔法陣は1ブロック離して設置すると良いでしょう。
次にProbability Alterのスクロールを使えば、ルールブレイカーが手に入ります。
ルールブレイカーを持って右クリックすると、乱数を固定するバフ、Probability Alterのバフが付きます。この時の固定のされ方はルールブレイカーのDividendとModulusの数字によって変わるので、好みの結果が得られるまで数値を変えながら試していきましょう。Dividendの値はShift+右クリックで変更できます。
ちなみに、Dividendの値を36にして剣にエンチャントを行うと、確定でアンデット特攻Ⅳの効果が付与されます。カリバーンの攻撃力上げの時には活用してみてください。
ノブ
ノブは1.21で追加された新武器です。4つのモードを切り替えながら戦うことができます。
ノブを入手するためには「強化」を付与した弓を使って、200ブロック以上離れたモブに矢を当てる必要があります。平面の距離が離れているとかなり難易度が上がるため、なるべく地下に動物を連れていき、高所から打ち下ろす形にすると条件を満たしやすいです。
ノブには
- オートロック
- Firing Squad Circle (Tracking)
- Firing Squad Circle (Autonomous)
- Firing Squad Line (Autonomous)
の4つのモードがあり、Shift+右クリックでこれらのモードを切り替えながら戦います。
オートロック
自動で敵を攻撃できる使いやすいモード。右クリックで正面のモブ複数をロックオンし、左クリックで弾を放てます。
Firing Squad Circle (Tracking)
右クリック長押しで、ロックオンしているモブに向けて円形に銃を展開します。その後は左クリックで発射。
展開された銃はターゲットを追尾するように動きます。
Firing Squad Circle (Autonomous)
円形に銃を展開するのはFiring Squad Circle (Tracking)と同じですが、こちらはターゲットの追尾はせず、上矢印キー、下矢印キーで向きの調節が行えます。
また、銃の展開後はオートロックモードと併用できます。
Firing Squad Line (Autonomous)
列状に銃を展開します。その他の特徴はFiring Squad Circle (Autonomous)と同じです。空中に展開される上に真横を向いているためキーを使っての調整は必須だと思います。
まとめ
今回は魔法陣を使った魔法や特殊な能力を持った武器を追加するMOD、Mahou Tsukaiを紹介しました。今回の記事では個別に魔法の解説はしていませんが、面白い魔法がたくさんあるので是非いろいろ試してみてください。
追加される武器はアニメがモチーフになっているものが多いです。あまりアニメに明るくない私でもあれかなー?と思うくらいなので、元ネタが分かる人も結構多いのではないでしょうか。どの武器も使っていて楽しいので、気になった武器があったら使ってみてはいかがでしょうか。