工業用タービンは水蒸気を使ってプロペラを回転させ、発電を行うマルチブロックの発電機です。
発電には大量の水蒸気が必要になるため、核分裂炉・核融合炉といった、副産物として水蒸気が得られる施設と併用する形で使うことになります。
工業用タービンの組み立て方
工業用タービンの最小サイズは5×5×5、最大サイズは17×17×18です。また、横幅と奥行きは奇数かつ正方形になるように組み立てる必要があります。
今回は11×11×15で作ってみましょう。
タービンの外側を作る
まずは外枠をタービンケースで作ります。
次に水蒸気の搬入用と電力の搬出用にタービンバルブを設置。特に設定などは必要ありません。
バルブを置いたら、天井と壁の上から2ブロックを除いて構造用ガラスを設置していきます。空いている部分は別のブロックを置くことになるので、いったんそのままにしておきましょう。
タービンの内側で使うブロックの解説
タービンの外側が出来たら、次は内側を作っていきます。必要なブロックは以下の通り。
蒸気排出口
蒸気を搬出するために必要なブロック。飽和凝縮器を使って水を回収する場合には、水の搬出口としても使います。
飽和凝縮器
タービンで使った水蒸気から水を回収したい場合に使うブロック。必須ではありませんがタービンから水を回収した方が核分裂炉・核融合炉への水の供給が楽になるので、基本使います。
飽和凝縮器は電磁コイルと同じ段、またはその一段上に設置します。
電磁コイル
運動エネルギーを電気に変換してくれるブロックです。このブロック1つに付きタービンローターを2つ置けるようになるので、タービンローターを置きたい数に合わせて設置しましょう。
今回はタービンローターを10個置くので5つの電磁コイルが必要です。
回転機構
タービンローターの運動エネルギーを電磁コイルに伝えるためのブロックです。タービンに必ず一つ必要です。
圧力分散機
回転機構の段に設置します。また、必ず隙間なく設置する必要があります。
タービンローター・タービンの羽
水蒸気の力で回転する部分。回転機構から伸ばすように設置します。
タービンの内側を作る
まずは外壁の上3段と天井に蒸気排出口を設置します。壁に関しては構造用ガラスでも問題ありませんが、蒸気排出口にしておくと最大流量が上がり、より多くの水蒸気を扱えるようになります。
手持ちの資源と相談して決めましょう。
次に内部の上から2段目に電磁コイルと飽和凝縮器を設置。電磁コイルは一つは必ず中央に置き、後は繋がっていれば形は自由です。電磁コイルを置いたら段の残りを埋めるように飽和凝縮器を置きましょう。
また、この段の上には追加で飽和凝縮器を置くことができます。サイズによってはこの段だけでは最大性能を発揮できない場合があるので、その場合には追加でいくつか置いておきましょう。
1段だけで最大性能を発揮できるかどうかはJust Enough Mekanism Multiblocksで確認できます。また、警告が出ている場合にはタービンローターの数を一つ減らすと飽和凝縮器の必要数が分かります。
なお、飽和凝縮器が1段で足りている場合は電磁コイルの段を一つ上にして、水蒸気の容量を増やすことができます。その場合は外壁の蒸気排出口も2段にしてください。
飽和凝縮器が置き終わったら、中央の電磁コイルの真下に回転機構を置き、周りを圧力分散器で埋めます。
最後に回転機構からタービンローターを伸ばし、羽を取り付けたら工業用タービンの完成です。
工業用タービンの使い方
基本的に核分裂炉・熱電ボイラー・核融合炉のいずれかから水蒸気を搬入して発電します。
水蒸気の搬入は加圧チューブを使っても、隣接させて直接搬入してもOK。基本的に隣接させた方が楽ですが、核分裂炉を最大効率で動かすと間に合わなくなるという話も耳にしたことがあるので、その予定がある場合は加圧チューブを使った方法に切り替える必要が出てくるかもしれません。
また、工業用タービンの電力容量がいっぱいになると発電が停止してしまいます。
発電の停止→タービンからの水供給のストップ→メルトダウン
というのがありがちな流れなので、電力容量がいっぱいにならないように容量大き目のインダクションマトリックスも用意しておきましょう。